コカの葉

コロンビア北部の緑豊かな山を訪れました。そこには千年以上住み続ける原住民の人たちが、自分たちの伝統を守りながら暮らしています。彼らにとってコカは大切な儀式に使う植物であり、日常的に持ち歩いて挨拶の際に交換しあうものでもあり、口に入れて過ごすことで高山病にも効く薬でもあります。

その山でのどかに育つコカの木を見たとき、私は麻薬のイメージの強いコカの葉の本当の姿を見たと感じました。 人工的に薬物を加えられて全く違う形になってしまう前は、こんなにも平和で穏やかであどけない植物で、他の植物とも変わりない人間との美しい物語があることに気付かされました。