時の葉

  〜命の循環と先人とのつながり〜

コロンビア北部のタイロナ公園という緑豊かな山々を歩いた時、ふと、あたり一面、土が全く見えないほど落ち葉で埋め尽くされていることに気付きました。

落ちて間もない葉の隙間からは、土に還っていく無数の葉が見えます。私は、大地に大きく足を広げてそびえ立つ大木を見上げて、この落ちた葉たちが木々の養分となって新しい葉が生まれることを想像し、静かな山の中でのダイナミックなエネルギーの循環を感じました。

それと同時に、原住民の人たちが穏やかに先人たちのことを語る様子が頭の中で蘇ります。

先人の残したものは、"生“ある私たちの糧となり、この世界を彩ります。この木にも私たちにも流れる水は、どんな形にもなれる存在で、積み重なっていく生きる力は、風の中に、土の中に、水の中に生き続けていると感じました。